「お兄ちゃんと碧仲良しだもんね〜」


『俺、祐樹先輩好きだもん。』


「え、美波は〜??」


『美波は、2番目!祐樹先輩の次な。』


「うわっ、ひどい〜。それならお兄ちゃんと付き合えばいいじゃん!」


『いや、それとこれとは別だろ!』



2人の間に笑いがおこる。


いつもこんなことしか話していないあたし達。


でもこんな会話がとても落ち着き、不安なあたしの心を励ましてくれる。



「なんか、碧、今日元気だね!」



昨日に比べて、すっごく元気になっていて、いつもの碧に戻っている気がする。