「涼花、1口食べる?」
「よく分かったね〜!食べる食べる!」
涼花が物欲しそうにあたしを見つめるから、欲しいのかなと思って言ってみると、やっぱりそうだった。
本当に食べ物には目がないよね。
そうやって美味しそうに食べ物を食べる人、本当に好きだな。
碧もいろんなものを美味しいに食べるから、見てるだけで幸せな気分になるんだよね。
「もうすぐだね〜。甲子園!あたし今年の甲子園ほんとに楽しみっ!」
「あたしも〜っ。やっぱり注目は〇〇高校の藤川選手でしょ!」
「当たり前じゃーんっ!去年、補欠入りしてたけど試合出なかったもん…悲しかった〜。」
「それっ!藤川選手が出るの楽しみにしてたのにさ〜。まぁ、今年は絶対に出るだろうけどっ!」
「出るよ、スタメンだもん!藤川選手ってさ、ピッチャーであんなに上手くて、かっこ良くて、完璧すぎだよね〜っ。」
「もうプロ野球選手も夢じゃないらしいよ?ファンも多いし、少しテレビに出たりしてるよねっ!」
「あたし、藤川選手が出るテレビ、全部録画してる!彼女とかいるのかな〜?いないなら付き合いたい…」
「それは許さないっ!あたしが付き合うから〜」

