ピーンポーン



「はーい。あら、碧くん!帰ってきてたの??今開けるから入ってらっしゃ〜い。」


ガチャ


「あ、おじゃましまーす。」


「どうぞどうぞ、入って〜!で、どうして碧くんは戻ってきてるの?」



次の日、あたしが朝ご飯を食べてると、碧がもう迎えに来て、お母さんが碧を家に入れた。


良かった…


いつもは朝ご飯を寝起きのまま食べるけど、今日は髪の毛も服装もしっかりしてる。



「も〜お母さん、今日はあたしと碧の誕生日だから、碧とデートするの。なんか野球が今日は休みだったんだよね?」


「あ、はい。今日休みで、みんなは今日遊んだり家に帰ったりするみたいなんですけど、俺はもう昨日の夜に家に帰ってて。」



そう、碧は今日野球の練習が休みで、碧だけ昨日の夜に帰ってたんだって。


そして12時にあたしの家まで来てくれて、あんなサプライズしてくれたの。


あれから今日デートをする約束をして、適当な時間に迎えに来るって言われて碧は帰って行ったんだよね。


だから起きたと同時にもう準備を終わらせておいた。


今日は碧とのデートだから、あたしなりに頑張って可愛くしたつもり。


可愛いって碧が思ってくれてたらいいんだけどな…