ディズニーランドなんて高いのに、寮生活でそれも野球一筋で…


頑張ってくれたのかな?


ディズニーランドのチケットも、指輪も、指輪なんか名前とか彫ってあるし…


そこまでしてくれてるって考えると、我慢なんかへっちゃらだし、もっともっと碧を支えようって思うよ。



「今は先輩もいなくなって俺らの代になって、やっぱ大変なんだよな。だから、ディズニーランドは来年の誕生日に一緒に行こうな?」


「うんっ!あ〜もう楽しみだな。」



あたし少しは大人になれたんじゃないかな?


あたしは、野球の次でいいんだっ。


だって、碧はあたしのためにこれだけのことをしてくれてて、ちゃんと愛してくれてるもん。


不安になんかなることないし、野球と張り合わなくたっていいの。


碧の夢がプロ野球選手になることだったら、あたしの夢もそうだから。


あたしは碧が好きだから、碧のことをずっと応援してるんだもん。


もし、あたしと碧の赤ちゃんが出来たとしたら、赤ちゃんの次でもいいの!


…でも、おじいちゃんとおばあちゃんになって、碧は野球選手も引退して、子供たちも巣立っていったら、あたしを1番にしてくれたらいいな。


まだまだ先のことだけど、本当に心の底からそう思っていて、そうなることを願ってる。


だって、おばあちゃんになったとしても、碧のことをだいだいだ〜い好きでいられる自信あるんだもん!


碧と一緒だったら、辛いことも悲しいことも全部乗り越えられる気がするんだ。


神様、あたしと碧をどうか引き離さないで下さいね…