あたしは今日も空を見上げて


貴方を思い出す。




テレビ、球場、新聞、ネット…


様々な場所にいる貴方は


もうあたしにとって遠くて


届かない存在になってしまっている。




ただ一言で離してしまった


貴方の手。




もう1度掴むことはできますか…?




そんなことを考えながら、


空を見上げる。




…碧はまだあたしのことを


覚えてくれていますか?




あたしは…美波は、


碧のことをずっとずっと想っています。




自分から逃げたはずなのに…


貴方があたしを探して


見つけてくれることを願っています。




同じ空の下にいるのだから……


また必ず、貴方に会えるよね…




そう信じています。