次の瞬間、きゃあっ!と、女子の歓声が上がる。


「やばっ、イケメンじゃん!」

「ハゲワシ、一生肺炎でいてーwww」

「かっこいいよお、ヤバイ!」

逆に、男子達は顔をしかめている。

そんなザワザワした空気の中。

私は戸惑っていた。

(ヤバイヤバイなにこれ!?

胸がどきどきする!痛いくらい・・・。

それに、顔がすごく熱い・・・。)

「ほっ、保健室行ってきます!」

だっ、と駆け出す。

ふらっとして、よろける。

(風邪・・・?違う、だって、遠藤先生のことばっかり考えちゃうんだもん・・・。)


バタンと保健室のベットに倒れ込む。

はあ、何なんだろ・・・?

「須川ルルさん、いますか?」

甘くとろけるような声に、体が震える。

ゾクッとした。なんで??


布団から少しかおを出す。

(ぎゃっ!先生・・・)

先生は私を見つけると、ニヤリと笑った。


な、なに??