「て、照れてねーよ!」

うわwwwめっちゃ照れてんじゃんwww


「先生、本気ですか?」

先生の目が光る。ああ、と呟いた。

「そうですか。私もすきです。」

先生の顔が赤くなる。

「なら・・・」

「でも、お付き合いはできません。」

私は涙を流していた。

先生は、唖然としている。

「だって、もし付き合ったら、先生に迷惑かけちゃいます。

私だって、退学になるかも。

それに、無理矢理引き裂かれるかも知れませんし、私には駆け落ちする勇気はありません。

先生にもないでしょ?

だから、無理です、悔しいです・・・。」

先生は苦々しい顔をする。

きっと、先生も分かっていたんだ。

このこと。

「それじゃ、告白の返事をしますね?」

私はすう、と息を吸って、笑顔で言った。


「ごめんなさい。大好きです。」


先生はニコッとした。

「お前が社会人になって、俺が教師を辞めたら、迎えに行くよ」

ああ、なんて最高のフィナーレ。

私の最高の初恋。




***End***