今日も世界は回ってる

着水し、バニング達を収容すべく近付いてくるHU-16。

「しかし驚いたな」

水面を泳ぎながら、バニングが言う。

「まさか熱烈なキスを頂けるとは思わなかったよ」

「爆弾の扱いは慣れていないけどね」

ハルは笑う。

「元女優だもの、キスは慣れてるし、上手にできるの」

「成程ね」

納得したように苦笑いするバニング。

「演技のプロだもんな。好きでなくてもキスくらい日常茶飯事か」