今日も世界は回ってる

チェチェン共和国。

ゴーストは第一次チェチェン紛争に傭兵として参加していた事がある。

95年2月にロシア軍がチェチェンの首都グロズヌイを制圧。

その際に戦場で逃げ遅れていた幼い娘を、ゴーストは成り行きで助け、そのまま養女として引き取った。

それがコートニー。

以後、彼女はゴーストと共に戦場を転戦し、彼によってスナイパーとしての狙撃技術を仕込まれていったのだが…。

「当然、俺は養父に過ぎない。本当のコートニーの両親は他にいる」

「分かったのか、コートニーの両親が」

ガイストの言葉に頷き、ゴーストはコートニーの顔を見た。