昔と街並の変わらないこの場所に来たのは -――何かを捜すため。 なぜだろう。 この場所はこんなにも変わっていないで、懐かしさせえ感じられるのに、 なぜこんなにも悲しく見えるのか…。 この場所にはあの時と同じ1つの空気があって、 それは10数年経った今でも 変わっていなかった。 あの頃がこんなに懐かしく思えるのは、あの夢を見たせいで、 この街に未練があった訳ではない。 ただ、あの夢の人物が気になっただけ…そう思いながら、歩いていた。