*°クールな男子の恋模様*°

結局、あの後特に何も話せずにシフトについて少し触れただけでおしまい。

あぁ、クソッ!

俺がもっとコミュ力高けりゃな……。

つーか、菅谷ちゃんも話したくなかったんだろうな……。

これはこれで普通なことだろうし、気にすることじゃないんだろう。

ん?菅谷ちゃん、少し疲れてる……?

ミスするのはほぼ毎度のことだけど、なんかフラフラしてる?気のせいか?

……ッ!!?

「あっぶなっ!!」

ーーーーバシャッガシャン

冷たい……

「あッ!!ご、ごめんなさいっ!」

「俺は平気だけど大丈夫?」

トレンチがひっくり返って、皿が割れ、コップは倒れおれに水がかかった。

いきなりだったから菅谷ちゃんを支えることしか出来なかった。

「失礼いたしましたっ!」

菅谷ちゃんはさっさと皿を片付け、周囲のお客様に謝罪し、何事も無かったかのようにその場から立ち去った。

菅谷ちゃんの太ももの裏から血が出る!?

「菅谷ちゃん……ッ!店長、少し事務所に行きます、すみません。」

「ん、あ、わかったー」

「ちょっ……!えッ!?」