喉渇いたな……。

水飲もう。

俺がお冷グラスを取りに行こうとすると菅谷ちゃんがちょこちょことやって来た。

「あ、これですよね……?」

「えっ……?」

「ち、違いましたかねッ……!?」

「いや、ありがとう。喉渇いてた。」

え、俺のために水用意してきてくれたの?

そんなわけないんだろうけど、え、ちょっと俺嫌われてるわけじゃない…ッ!?

少し嬉しい。

水を渡してくれた菅谷ちゃんの笑顔が可愛くてとてもホッとした。

「菅谷ー、お前休憩行ってきなー」

「は、はい!お店で食べていいですか??」

「食べな食べなー」

サラダとハンバーグとパスタとあんみつとパフェ……。

かなり頼んでんな……。

「生ハムとプチトマトのサラダです」

「ありがとうございます……ッ!」

「お腹空いてたの?(笑)」

キラキラした笑顔で言われたからつい聞いてしまった……

何やってんだよ俺……!

なんかキモイとか思われんじゃ……

「はい/////こんな量食べてたらドン引きされちゃいますかね!?」

「されないと思うよ?」

笑顔で言われるとこっちも自然と笑っているな。

菅谷ちゃんはニコニコしながら美味しそうにサラダを食べる。

ハンバーグとパスタとあんみつとパフェは菅谷ちゃんにまた俺が運びたいな。