君へ花を届けよう






「死んだ人はどこへ行くのだろうとか...考えてたけどさ.....。


さすがに死ぬことは望んでねぇよぉぉぉぉ!」







………涼...泣いてたな....。



すっげぇ...今まで見たことないくらい悲しい顔してた...。





「………まじかよ.....。
なんで、こんなことなんか...!」





まだやりたいこともたくさんあるし...涼と由香里のことだって...。





俺はその場に座り込んだ。




「……まだ、死にたくねぇよ....。」






俺の小さな本音は真っ暗な空間に溶けて消え...





『閻魔ぁぁぁぁぁぁ!
ふざけんじゃないわよ!』