青空の向こうには、

私はそのまま、委員長の朝支度をなんとなく見ていた

「えと…鈴木さん、どうしたの?」

私の視線に気づいた委員長がなぜか申し訳なさそうな顔をしながら、こっちを向いた

私は小さく口を開いて言った

『…面白いこと、ないかなって』
「えっ、面白いこと…?」
『そう』

委員長は小さな目をすごく大きくして、私のことをガン見する

そうだよね、不思議だよね

でも私にとっては面白いことを探すのが普通なんだよ

もう1度、窓側に視線を移してグラウンドを覗く