今日も退屈な1日が始まった

「ねね、見て見て!このモデルめっちゃ可愛くない?」
「うわ〜。足ほっそーい…うらやまぁ」

中身のない言葉を並べた、

「なんでお前、彼女と別れたの?」
「あの女、めんどくさすぎんだよ…」

意味のない会話の繰り返し

それを私はうつ伏せになりながら、右耳で聞いていた

つまらない……

私は上半身を起こして頬杖を付き、目線を窓側へと移した

私の目の中にはグラウンドとその向こう側の河川敷が見えた