春に咲く柚

「へぇ? じゃあ、綺咲の膝枕?」


俺の言葉を純粋な心で聞き、綺咲は顔を真っ赤に染めた。


「えっ!? やっ、しませんよ!!」


「えー? どうして?」


何て、拗ねた表情を作って言ってみる。


「ひっ、人が見てるし……っ」


動揺を全く隠せていない綺咲に、追い討ちを掛ける。