春に咲く柚

「どこ行こうか、綺咲?」


遊園地のパンフレットを眺めながら、俺は隣を歩く綺咲に問い掛けた。


「そうですねぇ……。柚先輩は何かないですか?」


「ははっ。それじゃ訊いた意味ないでしょ」


何て笑い合いながら、俺と綺咲は色々なアトラクションに乗った。


「あっ、あっ、落ち……っ! きゃああああ!!」

「怖がりだなぁ、綺咲はっ」