春に咲く柚

綺咲は暫くの間。


俺の腕の中で泣き続けていた。



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十分程してようやく落ち着いた様子の綺咲。


綺咲の肩を抱きながら、話を聞く。


俺の肩に頭を預けながら、綺咲はポツリ、ポツリと話していった。


ことの顛末を聞かされて、俺は衝撃を受けた。