春に咲く柚

それを考えれば、二人はベストパートナーと言っても過言ではない。


「それは楽しみだなぁ。見てるから。頑張ってね、綺咲」


「はい!」


綺咲は満面の笑みでそう言った。


『借り物競争に出場する生徒は入場門に集まってください。借り物競争に出場する生徒は……』


というアナウンスに、俺は気だるい身体を木から離した。


すると綺咲は微笑み、