春に咲く柚

俺は微笑み、綺咲の頭を撫でて、言う。


「後半にまた会おう? ね?」


「……はい」


複雑そうな顔をした後、すぐに顔を上げて、笑った。


本当に素直で、純粋な笑顔で。



 ✳ ✳ ✳



自分のクラスでの仕事が終わった俺は、尚人と共に体育館へと向かった。