いったい何がどう転んだら、そんな展開になるワケ?!

「そもそも店長って、いくつ?」

「33」

「……」


15歳差……。


梨花子、あんたサラリーマンとの素敵な出逢いを目指してるんじゃなかったの?!

っていうか店長、手ぇ早すぎ!!


あたしは何一つ変わらぬ顔で、たんたんと仕事をこなす店長を軽く睨む。


すると、それに気付いた梨花子が慌てたように言った。


「べ……別に店長が悪いわけじゃないよ?

あたしもその……気になってたというか。どっちにしろ今度のバレンタインに告白するつもりだったし」


「なっ?!」


連続するびっくり発言に、あたしはただただ呆然とするしかない。