そんなあたしのキモチを知ってか、知らずか……。 いや、細かいところまでは知らないんだろうな……。 二人の部屋からは、まだ微かな物音が聞こえてくる。 時計を見ると、もうすぐ1時。 明日も早いんだから、さっさと寝ればいいのに。 こんなんじゃ、あたしまで寝不足だ。 「……はぁ」 あたしは、もう一度大きなため息を吐くと、周りの音をシャットアウトするために、大きなヘッドホンを付ける。 そして、気を紛らわせようと、そばにあったファッション雑誌を手に取り読み始めたのだった。