「分かりました、じゃあ以後気をつけます」 「はい、アウト」 「……っ!! だからっ!!以後って言ったじゃないですか!!」 「ブー、失格~」 そんな子どもじみたやり取りをしていたら、すぐ横で懐かしい声がした。 「……美未?」 「……え?」 パッと振り向くと、そこにいたのは中学の時の同級生。 高校が離れてから、あまり会っていなかったけど、全然変わっていない。 「香恵<カエ>ちゃんっ!!」 久しぶりの再会に、あたしたちは当たり前のように抱き合う。