「あのっ!!すみません!!あたし夕飯まだ作ってなくて……。 あ、すぐっ!!すぐ用意しますからっ!」 あたしの叫び声に驚いた顔をしている彼にそう告げると、慌てて冷蔵庫の中を確認する。 「っ……」 ……最悪だ。 こういう時に限って、目ぼしい物が何もない。 とりあえずお米はあるから、ご飯は炊けるけど……。 おかず、どうしよう? そう言えば、今日梨花子と遊んだ後、買い物して帰ろうと思ってたんだった。 それさえも、すっかり忘れていた。 一志のことが……あったから。