「遅ぇよ」 「別にわざわざ毎朝送迎を頼んだ覚えはないがな」 「…」 「ふぁぁ……。゜」 私はあくびをしながら学校へ向かった 私の名前は 獅堂 蒼月 (シドウ アツキ) 高校一年 遅刻はおろか学校へ行かないのも日常茶飯事 親も放置主義で私は小さい頃の遊んでもらった記憶もない 家はいつも私一人… 必然的に私は適当な人間に育った .