「そもそも、何であの空野君と仲いいの?」
真実は、超面食いの私が普通の男子と多く絡む事が不可解なのかもしれない。
もう、言っちゃお。
「前、バイト先が一緒だったの」
「え?!モモ、バイトしてたの? なんの?」
「び、ビル管理かな?」
「えー?何それ?」
「多様な仕事」
昨夜、駅での別れ際、
『連絡先、交換しません?』
握手からメアド交換を促された。
素直じゃない私は、
『なんで?』
なんて聞いてしまったんだけど、
『桃尻先輩に貸した本とお金、返してもらわなきゃいけないから』
向こうも告白したくせに素直じゃなくて、
『将棋の駒とかダンゴムシの写メ送ってこないでよ』
可愛くない返しで対応するしかなかった。
…今まで、好きな男の子には超素直だったのに。
私、やっぱり握手のこと異性として見ることができないのかな。
しかし、アイツもメール全くよこさない奴だな。
そう思ってポケットからスマホを取り出して見ると、
【受信メール1件】
いつの間にかメールが来てた。
【おはようこざいます。
……………… アッシュ 】
『きた!空野握手の初メール』
真実は、超面食いの私が普通の男子と多く絡む事が不可解なのかもしれない。
もう、言っちゃお。
「前、バイト先が一緒だったの」
「え?!モモ、バイトしてたの? なんの?」
「び、ビル管理かな?」
「えー?何それ?」
「多様な仕事」
昨夜、駅での別れ際、
『連絡先、交換しません?』
握手からメアド交換を促された。
素直じゃない私は、
『なんで?』
なんて聞いてしまったんだけど、
『桃尻先輩に貸した本とお金、返してもらわなきゃいけないから』
向こうも告白したくせに素直じゃなくて、
『将棋の駒とかダンゴムシの写メ送ってこないでよ』
可愛くない返しで対応するしかなかった。
…今まで、好きな男の子には超素直だったのに。
私、やっぱり握手のこと異性として見ることができないのかな。
しかし、アイツもメール全くよこさない奴だな。
そう思ってポケットからスマホを取り出して見ると、
【受信メール1件】
いつの間にかメールが来てた。
【おはようこざいます。
……………… アッシュ 】
『きた!空野握手の初メール』