やっとなんか人通りの多い所にきた。


──えっと…誰に聞こうかな。



と、キョロキョロしていると
変わった格好の男の子を見つけた。

「み、耳ついてるんですけど!」

思わず口にしてしまい、ハッと手で口を塞いだ。

男の子は振り返って、
にっこり笑って、嬉しそうに言った。

「僕の事…?だよね!!!」