「愛の逃避行か?えーいーじー?」
「ほら、やっぱりいた」
一人は金髪の男で、もう一人は茶髪の男。
扉を開けて入ってきたのは、さっき屋上で見た2人だった。
「ぁ‥‥」
彼らの"名前”には、見覚えがあった。
「‥‥三上 礼(ミカミ レイ)と永井 優里(ナガイ ユウリ)?」
「‥‥‥‥‥‥何で知ってんの?」
「それは‥‥って、宮本は何でそんな険しい顔してるの」
どうしたんだ。
眉間にシワ寄せて怖いよ。
「マジか‥‥"高嶺の花”ちゃんが俺らを知ってるってよ!?」
「そうみたいだね」
なぁなぁ、と近付いてきた金髪男を見上げる。

