頬杖をつきながら、志乃が視線を向けてくる。 どうするも何も‥‥、 「‥‥‥分かんないよ」 アイツは入学してからずっと私のライバルで、天敵で。 でもアイツの思いは違くて‥‥。 「悩め悩め、少年少女よ」 「‥‥志乃。助けてよ」 「それは無理」 「即答‥‥!」 どうやら彼女は助けてくれないらしく‥‥それはもうニヤニヤと私を見てくる。