私たちは、パソコンに映るりなの脳の写真を見た。

そこには、確かに腫瘍があった。

「莉々菜は、……入院なん……ですか……?」

「そうなんだ。まだ、意識が戻らなくて、意識を取り戻すまでは、入院させるらしいんだ。」

大輝くんや、りかが質問していたが、泣いていて声も出せなかったから、お父さんが、すべて応えてくれていた。



夜遅いから、大輝くんの家に大輝くんを届けた。
大輝くんの家族には自分が伝えると言っていた。