りなに脳の腫瘍があり、脳の病気だと突然告げられた。

私たちは、待合室にいる、大輝くんとりかを車の中に連れていき、嘘をつかずに、りなのことについて、すべて話した。

話を終えると、私たちは、全員、目から大量の雫がこぼれ落ちていた。

「う……、そ……。」

「う、……、そ……じゃ、な……いん、で、……すか……?」

りかも大輝くんも、同じことを質問してきた。

でも……。

「残念ながら、嘘ではないみたいだ。」