宙に込めた想い

「こんばんは。あの、水瀬さん、お話があります。こちらにきていただけますか?」

お話?……、悪い話じゃないよね。

でも、私は、いやな予感がした。

りなには、何かがある。

そう思ってしまう、自分がいやになる。

「はい。あ、大輝くんと、莉々香。悪いが、ここで待っていてほしい。」お父さんがそう聞くと、2人は頷いた。

「待ってるので、行ってきていいですよ。」