宙に込めた想い

私は、りなの手を握りながら、必死に想いを伝えた。

りなの頬に、私の目から流れ落ちた涙が垂れた……。


救急車は、病院に着き、真っ先に、担架に乗ったりなが病院へ運ばれた。

私は、病院の待合室へ案内され、お父さんたちが来るのを待った。


しばらくして、待合室の扉が開き、お父さんと、りか、大輝くんが、入ってきた。

「大輝、くん、こんな夜、遅く、に、ごめんね。」