宙に込めた想い

私は、大輝と朝のあいさつを交わしてから、ローファーを履いた。



「お母さん、いってきます!」



「はい、いってらっしゃい!」



私は、ドアを開け、大輝と一緒に学校へ向かった。



大輝っていう人は、私の幼なじみ。



神宮大輝のこと。



大輝とは、家が隣なのに、いつも迎えに来てくれて小学からずっと、一緒に登校している。