宙に込めた想い

わけがわからない。

そんなことを思っていると、白衣を着た男性の先生が、俺たちのいる、待合室に入ってきた。

「こんばんは。あの、水瀬さん、お話が、あります。こちらに来ていただけますか?」

「……はい。今行きます。」

おじさんは、俺の方に振り向いた。

言われることになんとなく検討がつく。

「大輝くん、すまないが、ここで待っていてほしい。」