ーピーポーピーポー……。

俺は、家族と夜飯を食っていた。

……。?

なんか、いやな予感がする。

救急車のサイレンの音を聞いた俺は、そう思った。

「救急車か?結構近いよな。どこだ?」

「分からない。」

家族、皆、外に出てサイレンが鳴る方を見た。

「……!?う、そだろ……?」

サイレンが鳴る救急車がとまっていた家は、隣の莉々菜の家だった。