宙に込めた想い

イタズラっ子のような顔をして、そう言われた。

い、いや。

熱はない。

ただ、大輝が頭をポンポンってしてきたから、ドキッとしただけ。

「い、いや。熱なんてないよ。」

私は、赤くなっている顔を隠しながら、「熱はない」と言った。

……。私どうしちゃったの……?

「そ。なら良かった。」

「う、うん。」

そして、私は、大輝教えてもらいながらも、宿題の問題を全部解き、自分の部屋に戻る準備をしていた。