宙に込めた想い

「あ。大輝ー、これであってるかな?」

私は、教えてもらった解き方で問題を解いたのを大輝に見せた。

「あってる。よくできました。」

大輝は、私の頭をポンポンと優しく叩いてきた。

ードキッ。

え……?

私は、自分の顔が赤くなるのが分かった。

大輝は、私のそんな顔を見て驚いている。

そして、一瞬、にゃっ として、

「莉々菜こそ、熱あるんじゃないか?」