そんな思いがあるから、ずっと告白できずにいた。



莉々菜は、モテる。



告白している現場を見たことがあるが、全部断っているらしい。



俺的には、嬉しい。



でも、なぜか、不安な気持ちもある。



俺と莉々菜は、昇降口を出て、帰っていた。



いつものように、男女の悲鳴が聞こえてくる。




回りを見渡すと、莉々菜を見て顔を赤くしている男子と目が合った。