宙に込めた想い

玉ねぎを切ることしかしてなかったな。ごめんな。」

「大丈夫だよ。それに、慣れてないと目にしみて痛いからね。」

莉々香は、いつでも優しいな。

俺はそういうところが大好きだ。

「ありがとう。莉々香は慣れてるんだな。すごい。」

「ふふっ。さあ、食べよう。」

「おう。」

今日の夜ご飯は、カレーだった。