宙に込めた想い

今の2人は、大輔が4歳、莉子が3歳。

歩いたり、走ったりするようになってから毎日が鬼ごっこ状態だ。

家は、一軒家。

4人暮らし。

莉々香の親と、俺の親がサプライズでこの家をプレゼントしてくれた。

ちなみに、俺たちは大学は行かなかった。

俺は、母校で中学校の先生。

莉々香は、専業主婦。


「なぁー、今日、公園まで散歩しにいかねーか?みんなで」

最近何かと忙しくて、遊んでやれなかったから、久しぶりに遊ぼうと思った。

「いいね!行こう!」

公園へ行く準備をし、俺たちは家を出た。

「大輔!莉子!」