7月1日。

私、水瀬莉々香の誕生日。

今日は、大志くんとデートなのです!

だから、今は準備中。

「どれを着ていこうかなー。」

ウキウキ気分で、私は、今日着る服を選んでいた。

「りか。ちょっといいかしら?」

突然、部屋に入ってきたのは、お母さんだった。

「うん。いいよ。」

お母さんは、手に紙袋を持っていた。