私は、封筒を開け、中身を見る。

中に入っていたものは、手紙とサインだった。

莉々菜先輩らしい、サインですね!

そして、手紙を目で読み始める。

ー花菜ちゃんへー

この手紙を読んでいるってことは、私は、この世界からいなくなったのでしょう。

私は、自分が、いなくなることを分かっていたので、この手紙を書きました。

花菜ちゃん。

まず、お礼を言うね。

私の病室に来てくれてありがとう。

一人で心細かったから花菜ちゃんが来てくれたことがすごく嬉しかった。

花菜ちゃんってさ。

がん患者なんだよね。