る丸いすに座った。

「花菜さん、あのこれを受け取ってください。」

莉々香が、そう言って、私に向けたのは手紙。

「莉々菜先輩から?」

「そうです。お姉ちゃんからの手紙です。棚の中の引き出しにあったんです。花菜さんだけではなく、お父さん、お母さん、私、大志くん、お兄ちゃん、奈々さん、藤岡先生、西山さんにも。」

え?

莉々菜先輩、すごいですね。