車内で、お兄ちゃんは、今にも泣きそうだった。

家に着き、お兄ちゃんは走って車を出て、部屋に向かった。

俺も、手紙が早く読みたかったから、お兄ちゃんに続けて、部屋に向かった。

ベッドに座り封筒を開け、中身を出した。

そこにあったのは、手紙とサインだった。

莉々香と、似たようなサインだった。

やばい。

俺も涙出そうだ。

でも今は、泣くところじゃないからな。

俺は、涙が出そうになるのを必死に我慢して、お姉ちゃんからの手紙を目で読み始める。