俺には、彼女がいる。

彼女は今、すごく悲しんでいる。

それは、姉がなくなったから。

死んでしまったのが信じられない。

そして親が迎えにきてくれた、車にお兄ちゃんと乗ろうとしたとき、

「大志くーん、お兄ちゃーん。ちょっと待ってぇー。」

莉々香が、そう言って、走って俺たちのところに来た。

「莉々香?どうした?」

「あのね、これを見て。」