【母side】

今、最愛の娘。りなが、なくなった。

「り……な。りな!……りな!」

私がそう呼んでも、返事はなかった。

私の娘は、一生の眠りについたのだ。



「お母さーん!」

りかが、私の名前を呼んだ。

りかの手元を見ると、何か2枚の封筒を持っていた。

「りか、どうしたの?」