宙に込めた想い

莉々香ちゃんかな?

私は、その女の子に近寄り、「莉々香ちゃん?」と声をかけた。

そして、振り向いたのは、親友の妹、水瀬莉々香ちゃんだった。

「こんにちは、奈々さん。」

莉々香ちゃんは、私にあいさつをした。

「こんにちは、莉々香ちゃん。」

「奈々さん。この間は、姉のために、最期まで付き添ってくださり、ありがとうございました。」

「いえいえ。莉々菜は、私の親友だもの。付き添うのは当たり前だよ。」