宙に込めた想い

「先生、私の……、よ、めいは、?」

私の予想では、短そう。

だって、病名が分からず、治療法も、正確な症状も、分からないから、何をしていいのかなんて、分かるはずがないから。

「1ヶ月……で、す。」

ほ、ら。

やっぱり、ね。

短いよ……。

私、まだ14歳。

中学三年生になったばかり。

そんな、私に突然告げられた余命。

突然のことばかりで、頭がおかしくなりそう。
誰、か。

助けて……。

暗闇にいる、私を助けて……。

「せん、せい……。わ、たし、……、にゅ、ういん……は、します……か……?」

こんなこと聞かなくたって、入院すること