私は、名前の呼ばれた方へ目を向けると、そこには、私の大好きな人。

お父さんと、大輝がいた。

「あ!藤岡先生と、西山さん、呼ばないとだね。」

莉々香が、思い出したかのようにそう言った。

確かー、前にもそう言ってたような……。

まぁ、いいやー!

そして、数秒後に、藤岡先生と、西山さんが、私の病室に入ってきた。

「莉々菜さん、目覚めたんですね。」

藤岡先生は、悲しげな表情で、私に言ってきた。

「はい。」

「あの、ご家族の方、お話が、あるので、別室にきていただけますか?」